すぐるに連れられて入ったのは、大きなフローリングの部屋だった。


その真ん中にはウォーターベッドがあり、天蓋が天井からぶら下がっている。


まるで、お姫様のベッドのようだ。


「すぐる、この部屋は?」


ベッドに下ろされた私は、部屋の中を見回して言った。


「一番上等な客間だよ」


客間……これが!?


まるでホテルの一室をそのままここに移動させてきたように豪華だ。