「え・・・・・」


要の反応に、ゆずも自分の言った言葉の意味に気付き、はっとして頬を染める。


「あ―――えっと、その、メールのやり取りしてると、なんだか、やっぱり顔見て話したいなって・・・・・・」


照れるその姿が、とてもかわいらしく見えて―――


今夜は、このまま離れてしまうのは惜しいような気がして・・・・・


「―――あのさ、今日・・・・・この後、2人で食事しない?」


要はゆずをじっと見つめた。


ゆずが、頬を染め、こくりと頷く。


なんとなく、2人の間に甘い空気が流れた瞬間だった・・・・・。