「要さん、なんか変わりましたね」


ゆずが、ひょいと要の顔を覗き込む。


その顔の近さにドキッとしながら


「な、何が?」


「なんか・・・・・・落ち着いたって言うか、寡黙になったって言うか・・・・・もしかして、疲れてます?」


「いや・・・・・まあ、久しぶりの休みだから、ちょっと疲れてるかもしれないけど―――」


「あ、そうか。それなのにこんなとこまで来てもらっちゃって、ありがとうございます」


「別に、俺が来たかっただけだし―――」


「でも、嬉しい。会いたかったから」


そう言って微笑むゆずに、要はドキッとした。