そしてその夜、
小百合から電話がかかってきた。
「もしもし、杏里??今電話できるかな?」

「大丈夫だよ。なんかあった?」

「私、三浦光輝と付き合ってみることにした。」

「そっか。まあ、小百合が出した結論なんだし、なんも言えないけどさ、無理しないでね。」

「うんッッ!!ありがとね、杏里。」

「ううん。そんで明日返事出すの?」

「うん。でも私、口では言えないから手紙書いたんだけど、光輝君に渡してくれないかな?」

「えっ!!杏里が三浦光輝に渡すの?嫌だよー。」

私がそう言うと小百合は
泣きそうな可愛い声で
お願いされた。

「わ、わかったよ。
だからそんな可愛い声出さないで。三浦光輝に渡すから。」

「ありがとう。
杏里だーいすき。」

「じゃあまた明日学校でね。」

「うんッッ!!おやすみ。」

「おやすみ。」

と小百合との電話が終わった。
そして、もう夜遅かったので、
眠りについた。