すると小百合が
「あの人は、3年5組小林弘樹。
ここの地元では
知ってる人があまりいないという有名な美島中学校の王子さま。」

「あれが王子さま??
やめてよ、小百合。
あれが王子さまなら、
うちのクラスの翔くんは
なんなの?」

「たしかに。
うちのクラスの翔くんのが
断然かっこいいね。」

そして私と小百合は
教室に入った。