俺は近くの店に入った。



うろうろ歩き回って
俺の目の先には、
白地に小さなピンク色の花柄のシュシュ。




俺はそのシュシュを手に取った。




「アイツ、髪いじくるの好きだもんな…」





律花がこのシュシュを着けて笑っているのを想像する。




「友達からもらったシュシュより、大切にしないと呪うかんな」




そうつぶやいて
俺はそのシュシュを…



最後の贈り物を買った。