朝食を食べ終えると急いで玄関に向かった。 「龍兄ぃ〜、何処行くの?」 圭太がワックスを髪をつけながらヒョコッと顔を出す。 さすがに『律花のプレゼント買いに』とは圭太に言えねぇよな。 「あぁ…ちょっとな」 そう言って俺は靴を履く。 「ちょっとってなんだよ」 圭太が後ろでぐちぐち言っているが無視してひまわりを出た。