物心着いた時には、 俺はひまわりに居た。 そして、さっき抱き着いて来た彼女の名は、 田崎 律花(タザキ リツカ) 俺の一個下。 一番仲のいい友人であり、 妹みたいな存在だった。 律花も子供の頃に 事故で両親を亡くして ここに来た。 俺たちは同じような境遇を経験した子供たちが集まり生活してきたのだ。