お坊さんは目を見開き
固まっていた。



どうすればいい。
この状況。




「あの―…えっと」




何を言えばいいのか
わからない。





俺は、辺りを見渡した。
デルデは…居ないのか。


やっぱりこの状況は
俺、一人で乗り切るしかないのか…



「だから、その…」



何処に目をやればいいのか分からなかった俺は、下を向いて黙り込んだ。



『死ぬはずじゃなかったのに、俺死んじゃったから生き返りました! ただいま!』



なんて、言えないし…
それに俺は自殺したんだから周りの人は皆、もっと重く感じてたと思うし…