初めての当番活動
正直面倒くさい

(…なんでこんな朝早く学校に来なくちゃいけないの??)

いつの間にか決まった
放送委員という役割

しかも委員長と同じ班だし
サボることなんて不可能だ

(あー゛
気まずいな…)

関係ないけど
先輩はめっちゃ童顔だし
私より背が低くて
"先輩"って感じがしないんだ


「さてっ!!!そろそろ放送流すよ」

器具の準備が終わって
アナウンス席に私を座らせた先輩

(あー
早く終われっ!!)

そう思いながら先輩の方を見た

「はい…行くよ
3・2・1…」
そう言って最後に先輩は目で合図した

ドクンっ!

「…っ
おはようございます
朝の放送の時間です」

普段は屈託のない笑顔で
声は高い可愛い先輩

だけど
仕事をする時の声や視線
表情はクールでかっこいい

私はそんな先輩に一目惚れしてしまったんだ

(…っ
やばっ…好きになったかも)

…トクントクン

これをギャップ萌えっていうのかな??


先輩

(初めて機械操作ができて喜んでくれた時も
一人で放送していたときにきてくれた時も
私はあなたが大好きでした)