「閻魔の娘、その言葉に嘘があった場合人間界に来てもらう事になるけどそれでもいいカ??」


「・・・・イイヨ・・・・」

魔生は阿修羅の要求に答えた。


「魔生おじょうさん、それだけはなりまへん!!魔生おじょうさんが人間界へ来たら・・・」


「そうだ!魔生!人間になったらだめだ!!」


ケンさんと真一が立て続けに叫ぶと・・・・


「大丈夫よ、二人共・・・・私・・・・信じてるから・・・・真一を・・・・・」



「ハーイ!だったら決まりだネ。この人間の子供に光が有るかどうか試してみるヨ!!」


そう言ったかと思うとセーラー服を脱ぎ捨て阿修羅は全裸になった。


真一とケンさんの目は飛び出た!!


「うわっ!マジ?やばいよ」


真一が目のやりばに困っていると阿修羅が言った。


「どうした??人間の子供、お前も服を脱いでヨ」


「ぼっ、僕も脱ぐの??」


「あたり前だヨ、合体できないじゃない」


「がっ、合体!!!ってあの、気持ちぃイイーッの合体でっしゃろか?」


「子犬は黙ってみててネ」


阿修羅はそう言うとまごまごしている真一の服を剥ぎ取った。


全裸になった真一と阿修羅は向かい合うと


阿修羅は真一に言った。


「覚悟は出来てるノ」


「アノソノ、急な展開なので覚悟も何も・・・オマカセシマス・・・・」


阿修羅が真一にキスをすると二人の全身は光出し部屋中が真っ白になったかと思った次の瞬間に消えた。


一匹残されたケンさんは興奮しながらも・・・


「魔生おじょうさん!二人が抱き合ったまま消えましたけど、どないなってますの?」


「真一なら大丈夫よ、ケンさん!!きっと阿修羅は守護神になって帰って来るから!!」


「魔生おじょうさんがそうおっしゃるなら大丈夫でっしゃろが・・・・しかし真一にはきつかったやろな~~~」


「きついって、何が?」


「いや!!な、なんでもおまへん。」


阿修羅と共に消えた真一はある所へ向かっていた。