「NO?NOと言ったのか!」


「そうよ、あんたの花嫁になるくらいなら死んだほうがましよ!」


「人質が死んでもいいのか?!!」


「僕の事~?」真一が千里眼に現れると狂牛魔王は


「お前が何故、地獄の一丁目にいる?!!」


「へへー、これだよ!これが本物の地獄門の鍵だよ。お前に渡したのは僕の家の鍵!」


「おのれ、くそガキめーーー」狂牛魔王は怒り心頭に来て本来の醜い姿の人牛に戻った。


その時、ドーーーンと大きな音を金庫の扉が吹っ飛んだ!


煙る金庫の中から出て来たのは雷神達だった。


雷神は煙にむせながら「ゴホッ!こいつか?ロリコン野郎は?風神!」


「ああ、そうみたい!スケベそうな顔してるよ雷神」


狂牛魔王が驚いたよう言った「お前ら、どやって!!そうか地獄門からか!」


「ロリコン野郎に答える必要はないが、その通り!真一達と入れ替わりで来たの!」


雷神が言うと


「ついでに、お前の大好きな閻魔大王の剣も借りて来たぜ」


風神は剣を出して見せた。


「俺も暇だから来たよ」そう言いながら金庫の奥からもう一人出て来た。


「お前は持国天!」


「ロリコンのわりにはよく知ってるな、天界一のイケメンとは俺の事よ」


「バーカ、それは俺の事だ!」と雷神が言うと


「それも、違うな。俺の事だ」と風神が言った。


ううう~このガキ共!ただでは済まさん!狂牛魔王はさらに怒り狂った!


「見ろ、持国天のせいでロリコン野郎が怒ったじゃねーか」


「雷神のせいだろ!」


「どっちでも、いいから!マキを困らせた野郎にお仕置きするぞ!」そう言うと風神は狂牛魔王に切りかかって行った。