シールドが縮まり逃げ場を失った死神マリアは法王の剣に突き刺される・・・・はずだった。
しかし、真一の突き刺した法王の剣を手の平で挟んで受け止め、致命傷になるのを防いでいた。
「マキ失敗だ!シールドを解除してくれ!早く!」
雷神が叫ぶと同時にマキが急いでシールドを解除した。
その隙をついて死神マリアは闇の彼方へ消えてしまった。
真一達は、その夜沈黙の内に引き揚げるしかなかった。
シーンと静まり返った部屋で真一に化けていた韋駄天が元の姿に戻って言った。
「真一、どうだった?やったのか?」
真一が黙っていると代わりにケンさんが
「もう少しゆうとこで逃げられてもうたんや!なあ真一!」
ケンさんは慰めるように言ったが真一は黙って何も言わなかった。
「真一、まだ日にちはあるよ、諦めるな」
「そやで。次、会った時がやつの最後やで!」
韋駄天とケンさんはなんとか真一を励まそうとしていたが何かが空回りしているように会話が弾まなかった。
「韋駄天君、ケンさん、ありがとう。僕疲れたから・・・もう寝るよ」
韋駄天とケンさんは真一の落ち込みようをみて、もう何も言えなかった。
眠りについた真一の左手のキスマークは最初の時より大きくなっていた。
しかし、真一の突き刺した法王の剣を手の平で挟んで受け止め、致命傷になるのを防いでいた。
「マキ失敗だ!シールドを解除してくれ!早く!」
雷神が叫ぶと同時にマキが急いでシールドを解除した。
その隙をついて死神マリアは闇の彼方へ消えてしまった。
真一達は、その夜沈黙の内に引き揚げるしかなかった。
シーンと静まり返った部屋で真一に化けていた韋駄天が元の姿に戻って言った。
「真一、どうだった?やったのか?」
真一が黙っていると代わりにケンさんが
「もう少しゆうとこで逃げられてもうたんや!なあ真一!」
ケンさんは慰めるように言ったが真一は黙って何も言わなかった。
「真一、まだ日にちはあるよ、諦めるな」
「そやで。次、会った時がやつの最後やで!」
韋駄天とケンさんはなんとか真一を励まそうとしていたが何かが空回りしているように会話が弾まなかった。
「韋駄天君、ケンさん、ありがとう。僕疲れたから・・・もう寝るよ」
韋駄天とケンさんは真一の落ち込みようをみて、もう何も言えなかった。
眠りについた真一の左手のキスマークは最初の時より大きくなっていた。