雷神はマキと連絡をとり何か指示を出していた。

「真一、俺の手に捕まれ。ここでは不利だ、やつを校庭におびき出す」

「わかった」

雷神は真一の手を握ると飛び上り校庭まで運んだ。

すぐに死神マリアも追いかけて来た。

「マキ！未だ！頼む！」

その声にマキが校庭の周りにシールドを張った。

「小細工をしても無駄だよ。お前達が生きて帰れる可能性はゼロだよ！」


「そうかな？寝言は寝て言えよ！」

雷神の手から稲妻がほとばしり、眩いばかりの雷撃を放った！


雷撃のを右手で受けて、ショートする光の中で死神マリアは笑っていた。


「真一、やはりお前の持っている法王の剣でしかやつを倒せそうにないな」

「うん、わかってる。でも、なんとか接近戦にしないと勝ち目はないよ」


そこへゴンッ！と帰って来た風神がシールドへ当たって落ちた。

「イタタ、マキッ！シールドが張って有るって言えよ」

「もう、風神君がちゃんと前見て飛ばないからでしょ！人のせいにしないでね！」

「はいはい、今度からよく見ます！」


そして、シールドの中に入って来た風神は戦況を聞いて来た。

「そうか、雷神の雷撃も効かないのか、次は俺がやってみるよ」

風神は風を巻き起こし風撃を放った！


バチバチバチ風の摩擦で静電気が起き暴風が死神マリアを飲み込んだ！


しかし、風撃が通り過ぎても同じ場所で・・・「お前達、私と遊んでいるの？」と不気味に笑みを浮かべながら立っていた。