「真一、後13日しか日にちがない。俺達はあくまで助っ人でしかない。止めはお前が刺す。いいな」

それから地獄の一丁目の秘密の場所で真一の必死の特訓が続いた。

特訓を始めて十日後、人間界へ戻る前にマキが視察に来た。


「どう真一は?少しは上達した?」


「いや、筋が悪いよ。まったく勉強ばかりしてるから運動不足だな」

雷神が呆れ顔で言うと

「まあ、なんとか剣を振れるようになったから良いだろ」

風神が慰めるように言った。

・・・・三人と一匹の人間界へ戻る時間が近づき、マキが真一の手を握って言った・・・

「真一、信じてるよ」マキは涙目になりながら真一の頬にキスをした。


・・・・・ありがとう・・・・・マキ・・・・