四人と一匹は赤い絨毯が何十メートルも敷き詰めてある、大広間に通された。
暫くすると、死神法王が現れ中央の椅子に腰掛けた。
「そこにおるのは、雷神、風神か?」
「ははっ!」
「元気にしておるのか?わしの手を離れて久しいが。まさか、こんな小娘の家来をしている訳ではあるまいの」
「うっ!」
「動くな!雷神」風神が雷神を止めて答えた。
「はい、私ども風神、雷神は法王様の手を離れた後、誰の家来にもなってはおりませぬ」
「ほう、関心関心。ならば今日は何用でここにおるのじゃ?」
「はっ、こちらの人間の為にで御座います」
「そちもか?雷神」
「はっ、はい、風神と同じで御座います」
「そうか・・・・二人共・・・・わしの元に戻る気はないか?」
「はっ、恐れながら私共、風神、雷神は自由が体に染みついておりまして、今更戻りましても息苦しくさに一日と持ちそうに有りませぬ」
「ハッハッハ!そうか、ならば仕方あるまい。して、閻魔大王の娘魔生とやら、大王からの書簡は持って参られたかな?」
「はい、こちらに」
マキが跪き手を上げて差し出すと使者が死神法王の元へと持って行き手渡した。
「閻魔大王とも有ろう者が、たかが人間一人に肩入れするとはのぅ。落ちぶれたものよ。しかし、死神マリアがサタンの元に下り、自らの意思で人間の命を奪うというのも死神界の法に触れておる・・・・・
・・・・本来なら、我が手で裁きを下す所ではあるが、それをするとそこの人間の命が助からぬか・・・・・良かろう・・・・我が剣をそこにいる人間に託してみようぞ・・・・」
「はっ!有り難きお言葉、この風神!4人を代表致しましてお礼を述べさせて頂きます」
「しかし風神よ。失敗した時は、わかっておろうな。四人の命は無いと思えよ」
「はっ、御意に」
死神の法王の剣を預かった四人と一匹は地獄界へと急いだ。
暫くすると、死神法王が現れ中央の椅子に腰掛けた。
「そこにおるのは、雷神、風神か?」
「ははっ!」
「元気にしておるのか?わしの手を離れて久しいが。まさか、こんな小娘の家来をしている訳ではあるまいの」
「うっ!」
「動くな!雷神」風神が雷神を止めて答えた。
「はい、私ども風神、雷神は法王様の手を離れた後、誰の家来にもなってはおりませぬ」
「ほう、関心関心。ならば今日は何用でここにおるのじゃ?」
「はっ、こちらの人間の為にで御座います」
「そちもか?雷神」
「はっ、はい、風神と同じで御座います」
「そうか・・・・二人共・・・・わしの元に戻る気はないか?」
「はっ、恐れながら私共、風神、雷神は自由が体に染みついておりまして、今更戻りましても息苦しくさに一日と持ちそうに有りませぬ」
「ハッハッハ!そうか、ならば仕方あるまい。して、閻魔大王の娘魔生とやら、大王からの書簡は持って参られたかな?」
「はい、こちらに」
マキが跪き手を上げて差し出すと使者が死神法王の元へと持って行き手渡した。
「閻魔大王とも有ろう者が、たかが人間一人に肩入れするとはのぅ。落ちぶれたものよ。しかし、死神マリアがサタンの元に下り、自らの意思で人間の命を奪うというのも死神界の法に触れておる・・・・・
・・・・本来なら、我が手で裁きを下す所ではあるが、それをするとそこの人間の命が助からぬか・・・・・良かろう・・・・我が剣をそこにいる人間に託してみようぞ・・・・」
「はっ!有り難きお言葉、この風神!4人を代表致しましてお礼を述べさせて頂きます」
「しかし風神よ。失敗した時は、わかっておろうな。四人の命は無いと思えよ」
「はっ、御意に」
死神の法王の剣を預かった四人と一匹は地獄界へと急いだ。