「えっと、何か用ですか?」



「用っていうか…昨日ないてたじゃん。」



カッーと顔が赤くなるのがわかった



「い、市川くんには関係ないから。」



そう言ってその場を立ち去ろうとする私の手を市川くんが掴んだ



「ちょっとなにするの?どうして人が忘れようとしてること掘り返すようなことするの?」





「そ……、…きの………。」


「えっ?なに、聞こえない。」



気のせいか市川くんの
頬が少し赤い