美味しいご飯を食べ終わった私たちが向かったのは、露天風呂



「じゃあ、ミツ達出てきたらここで待っててね。」


「了解。」


「よし!露天風呂にレッツゴー!!」



亜純張り切りすぎだよ



「キャー!奈緒、あたし達以外にお客さんいないよ。貸し切りだ〜。」


「ホントだ!」



夜だから星が綺麗


夏樹たちもこの景色見てるんだよね



「綺麗だね奈緒。」


「うん、超キレイ。」



そのまましばらく二人で空を見てた



「ねぇ、奈緒?」


「んー?」


「今日、夜どうすんの?」



どうするって何を?


「何を?」


「そりゃあ、市川とするの?」



あっそういうことか…


だってそういう雰囲気とかならないしな


それにちょっと怖い


初めてだし…


「亜純は怖くなかった?」


「あたし?まあ、ちょっとは怖かったけど幸せだったよ。」


“幸せ”かぁ…