すると、吉斗は、うっすらと目を開けた。




「あっ・・・。ゴメン、起しちゃった?」



「いや・・・。俺、さっきから、起きてたから。」




嘘・・・。さっき、私が、吉斗の顔まじまじと見つめていたのも・・・

見られてたってこと!?




・・・もう、後戻りはできない。



私は、意を決して、



「わ、私・・・吉斗のこと・・・好きみたいなの!」


告白?をした。



そしたら吉斗・・・やっぱり、俺様なのかもしれないけど・・・。




「好き“みたい”じゃなくて・・・好き、だろ?」



と、私を隣に座らせ、肩を引き寄せる。



必然的に、顔が近くなる・・・。



「ちょっ・・・近いって!!」



「何、これぐらいのことで顔赤くしちゃってんの?これから・・・しなくちゃいけないこといっぱいあんのに。」