「やっぱり?」
「うん。
綾と智士ならイケるけど。」
「里桜ちゃん、美人だから、智士は好きになっちゃうかもだよね…。」
「でも、綾の方が可愛いから。」
……。
「春香、さっきからちょくちょく変な事言ってるよ?
色々有り得ないからね!?」
「いや、だって綾、実際かわいいし。」
「ですから私にはあなたの言ってる事が理解出来ないんですけど。
うちが可愛かったらこの世の皆は女神だからね!?
又は天使だからね!?
ニューヨークでずっと松明的なの持って立ってなくちゃいけないからね!?
ずっと頭の上にわっか付けてフワフワしてなきゃいけないからね!?
意外に辛いよ!?」
「綾、ツッコミ長い上に、何言ってるかわかんない。」
「酷いよ!!春香さん!!
あなたが変な事を言っ「何の話?」
いつの間にか立ち止まって言い争いをしていたうちらのもとに届いた冷たい声。
「「ビクッ」」
春香がおちょくってくるからすっかりこの人の存在忘れてた。
…もう追い付いちゃったんだね。