屋上--。




空を見ながらコンクリートに座り込む。



あの日もこんなに青かったっけ?







「奈央。やっぱ、ここだったか」




声をかけたのは、友達の春ちゃん。




「ごめん、ちょっと一人になりたくて…」



「いいよ。いつものことでしょ。」



春ちゃんは肩をすくめながら笑ってあたしを見る。