葵、ごめん
僕が勝手だったね


やっと素直になれた


素直にしてくれた
彼女は僕の背中で
スースー眠ってて


ありがとうね

葵が頭を撫でると
寝顔が笑ってるように
見えた


今思うとこんなことに
昨日悩んでたのかと
馬鹿らしくなって
笑ってしまう


葵は後悔してない?


してないよ幸せだよ


この答えが一番
聞きたかったのかも
しれない


葵と新と三人で
手つないで家に帰る風景

なんだか温かくて気持ちが
落ち着いた


葵が家に来たとき
母さんは"やっぱり"
って顔して迎えてくれて


凜は訳分からないと
不満そうな顔してた