もう信頼すらなく
頼りにもならない


母さんはそんな自分を
笑った


情けないほど
恥ずかしいよ


振りかざされた
ナイフには無数の
トゲがあった


刺されて痛みを感じ
人間らしい姿で
声をあげ泣いては
小さな自分を笑ってあげる


そんな時間をよく使った


事は甘くないという事を
知るに遅すぎた


時間に彷徨いながら
どうにかまたSTART地点に
戻したくて新しい時間を
作ることにした