目覚めた時


時計は午後14時を
差していた


もう一度、眼を
擦って確かめる


14時ぃ〜


久しぶりに
大声をあげた


部屋を飛び出して


目の前に映った
光景は呑気な弟の笑顔


愛海ちゃん!!
来てたの?


って何で兄貴
いんのバイトは?


質問の答えを
返す間もなく
車に飛び乗った


車の中で
言い訳を考えながら
もう慣れっこの景色を
猛スピードで流す