60分後 ため息をつく その代わり 期待と自信を 胸に教室を 後にした 受かる そう信じて 駅まで道を ひたすら歩いた 途中 漫画のような 光景に出会う 段ボールの中 まだ小さい 子猫が一匹 寂しそうに寝ていた 寂しそうな風に 感じたのは自分 だけかもしれないけど 近くまで行き しゃがむと 黒い影ができて 日陰になる こんな暑くて バテそうな時に 水だけで生きる 生命力の強い命