ハァハァハァ――――――― 「なによ...っあれ…。」 階段を駆け下りて 生徒玄関まで逃げてきてしまった。 肩で息をしながら 思いきり心臓のあるところを抑える。 ドクンドクンドクンドクン――――――――― これは... 走ったから。 走ったから心臓が鳴ってるんだ。