こんな短時間で 俺の決意が揺るぐなんて...。 情けないにもほどがある。 「手伝うから。あたしも...」 サバサバとした歌波の声が、 ちょっとだけ緩んだ気がした。 「おう。」 そうだ。 俺は初めから バレーに復帰したかったんだ。 こんな形で気づかされるなんてな。 大したもんだ。歌波。