先輩はその部屋の座り場所に困って


立ったまま話を続けた。






「この部屋、バレー部の部室なんだよ」


「はい、聞きました」




まだボール転がってるし。



割と綺麗好きなあたしは、
こうゆうところにいるのが好きじゃない。




それよりこの人...


誰?

ってゆーか先輩...?



「あ、俺は3年の原龍也、南とは幼なじみで昔からつるんでるんだ。」



あたしはびっくりした。



原先輩って...予知能力あんのかな?






口にも出してないこと
なんで分かっちゃうんだろう?




「俺、霊感あるから」





また、

あたしの心と会話をした。