だけど俺は......




「南がそうゆうなら、いーや」



龍也は心残りがあるように笑った。



「そーだ、あとさ」


「なに?」


「あいつらが2年の転校生、マネージャーにするって張り切ってたぞ」



まだ歌波を狙ってんのかあいつら。



ほんと懲りねー。




「バレー部全員に集合かけろ」


「は?なんで?」




俺は龍也をキィッと睨みつけた。



「いいから。お前部長だろ。」


「お前も副部長だろ、一応」


「俺の言うことなんて聞かねーよ。誰も」





そういうと龍也は
しょうがないといったように了解した。