「紗枝も早くみつけろよー。」

ヘラっと笑って円満度をアピールしながら

わたしを突き落とす・・・


そんな愛する彼女がいるのに

頼めば拒むことなく

その手でわたしを抱く祐介にとって

「俺たち、結婚するんだ」

セックスなんてバスケ代わりの

スポーツに過ぎないんだろう・・・


「・・・・・・え?」


サラッと祐介の口から出た

『ソレ』に思考が追いつかない


聞き間違い?悪い冗談?・・・何??


思わず立ち止り

それに気付かず歩みを進める祐介の背中を

真っ白な思考の中 見ていた