『ふざけんな!!
アタシがなにしたの??!!
バカ!!』

「憂弥が悪いんでしょ???
犯人なんだし・・・。」



犯人??アタシが???

親友の麻美の教科書がごみ箱に入れられてた。

正直に言うと麻美には敵が多くて、中学二年の時のクラス替えで、同じクラスになった。

犯人はアタシは分かってた。

麻美は、アタシがしたって思ってるみたい。


『だからアタシじゃないって言ってるでしょ??』

麻美のバカ。

最低災厄。

「うるさいな。黙ってよ。アタシ聞いたんだから!!」

聞いた???

何を??

「憂弥がさぁアタシの悪口言ってたの!!
だから嫌がらせでしょ?!?

・・・てかイジメ??」


イジメ・・・・



『勝手に言ってれば??』

−バンッッ

一気に教室をでた。

勢いよく。
麻美がアタシが教室を出た瞬間、大声でなにか言ったみたいだったけど
気にしない。

悪口ってのは本当。

麻美がアタシの好きな人に告ったから。

最初はアタシが先にメールとかしてたんだけど
いつの間にかとられてた。


いっぱい泣いた、


いっぱい怒った。


もう忘れた。
自分に言い聞かせてた。


悪いのは麻美じゃない??

なんか教室は麻美が可哀相的な雰囲気だし。


死んじゃいたい。


あっ・・・麻美と一緒に入ったテニス部は??
どうしよう??

部活には麻美のお姉さんがいて部活でもハブられるんだろうなー。


一ヶ月前に麻美のお姉さんの麻歌先輩にハブかれて
辞めた先輩もいたし。



死んじゃいたい。