中1の時、恐喝事件を起こして捕まった。

中2になるとほとんど学校へは行かなかった。

中3になる頃には、家にもほとんど寄りつかなくなった。

適当な男や友達の家を転々とした。

叔父夫婦は必死で私を探した。


別に叔父夫婦は嫌いじゃない。

困らせたり、悲しませたりしてるつもりもなかった。

だけど…

だけど、きっと私の心はとっくに壊れてしまってるんだ。

何も感じない。

寂しさも、

悲しさも…。

喜びも、

嬉しさも…。


ただ、毎日をなんとなく生きていて、生きてるだけの無駄な人生…。


「お前は、とんでもないろくでなしだ!!」


ある日、着替えをとりに叔父夫婦の家に帰ると、叔父は私を殴り、そう言った。

それから私は全く家に帰らなくなった。

16歳の時だった。