1週間後には冷蔵庫の中の食料は全て食べ尽くしてしまった。

…私、捨てられたんだ。

ああ…もうこのまま死ぬのかな…。

いっそ、その方がいいかも…。

そう覚悟を決めた時、叔父に助けられた。

「パパはもう帰ってこないよ。」

叔父は一言そう言った。

別に期待もしていなかった。

子供がいなかった叔父夫婦が私を育ててくれる事になった。

叔父夫婦は私に多分めいっぱいの愛情を注いでくれたんだと思う。

きれいな服は着せてくれたし、おいしいご飯もお腹いっぱい食べさせてくれた。
誕生日には大きなケーキ、たくさんのプレゼント…。

なのに、私は叔父夫婦を困らせてばかりだった。