「女の方が安心するだろうっていう、冬木先生の配慮だよ」

「な…なるほど…」

色んなことがありすぎて…ちょっと驚き疲れたよ…(汗)

「カツラって蒸れるんだよな〜…外すな?」

「あっはい…じゃあ、ついでに服も変えた方が…」

「ははっ…だな」

哉登さんは八重歯をだして軽く笑い、カーテンを引っ張って隠れた。

「あの…大和さんは?」

「あぁ…大和ね。アイツ二児の母だから、子どもの面倒見る日が必要なの。だから、アイツが来れない日に俺が来るっていう制度にしてもらってるんだ」

「は…ハイテクですね…それにしても、大和さんにお子さんがいらっしゃるの知ってたのに、何にも気が付かなくて…申し訳ないです…」

いつも良くしてもらってる大和さんが、すごく大変だってことに、ちゃんと気付いてれば良かった…