また・・・ある・・・
「アリサ?どぉした?」
「さらちゃん・・・また、手紙入ってる・・・」
「ラブレター?もしかして・・・」
「わかんないよぉ。まだ、見てないもん。」
「・・・」
さらちゃん?
わっ・・・笑ってる・・・?
「みみ、りいな。来て?」
「何?」
「どうかしたの?」
さーらーちゃーん!
何で、呼んじゃうかなぁ?!
何で、こっちを見るかなぁ?
「アリサちゃん、それなぁに?」
おーい!
みみちゃん、何でそこを聞く!?
今、聞いちゃだめだよ!
聞いちゃだめ度・・・100%だよ!
そんな事を聞いたら・・・
「アリサそれ、何?手紙?」
オーノ―!
りいなが・・・や・ば・い!
「「なぁに?」」
みみちゃんもなの?
やぁー!
三人が・・・恐いよー!
「で、何なの?」
「知らないです。」
「見てみなよ。」
「はい。」
『・・・好きです。』
は?
また・・・ラブレターですか?
今度は・・・
愛斗(あいと)からだぁ。
「愛斗からじゃん。」
「アリサちゃん、モテモテだねぇ。」
「アリサ、可愛いから。」
可愛くは、ない。
愛斗、ごめんね。
愛斗の気持ちには、こたえられないよ。
皆、私のどこがいいのかな?
わかんないなぁ。
こんな私のどこが・・・?
(可愛いっての!byみんな)
冬馬は、私の事どう思ってんだろ?
私の事なんか・・・
・・・いや!前向きに考えないとね!うん。
冬馬のお別れ会も無事に終わった・・・
まぁ、まだいるんだけどね。
この思い伝えたほうがいいのかな?
けど、そんな勇気はない。
ははは・・・
私って、いくじなし・・・?
皆は、好きな人に気持ちをどうして、伝えられるんだろ?
勇気のいる事だよなぁ。
皆、すごいなぁ。
「はぁ。」
「アリサ、ため息つくと幸せ逃げるよ?」
「そーそー。幸せにげちゃうかもね。」
「さらちゃん、みみちゃん。二人ともひどい・・・幸せが逃げるなんてぇ。」
「本当の事じゃん。」
ひどい・・・
りいなは、いつもだけど・・・
二人がこんな事言うなんて・・・
いつもは、優しいのにぃ。
りいなに毒されたか!
「アリサのために言ってんだよ?」
「そうだよ!幸せ逃げちゃだめだし。」
二人とも・・・
本当にいい友達だなぁ。
誰かさんとは違って!
(誰かさんって誰だろう?byりいな)
もうすぐ、卒業式。
私たちも出席するんだよね・・・
いやだなぁ。
そんな堅苦しい事。
めんどくさぁい。
皆はどうなんだろ?
めんどうだと思うけど!
「ねぇ、みみちゃん。
「なぁに?」
「もうすぐ、卒業式じゃん?楽しみ?」
「ん~・・・普通かな?」
仲間じゃないか・・・
「そっかぁ。」
次!
「さらちゃん!」
「アリサ、何?」
「卒業式、楽しみ?」
「全く!」
おぉう!仲間ゲット!
「そうだよね!ありがと!」
あと・・・
「りいな!」
「ん?」
「卒業式、楽しみ?」
「んな訳ないじゃん。最悪の行事だね。」
仲間・・・二人目ゲットだぜぇ!
イエェ!
卒業式って、歌を歌ったり大変なんだよねぇ。
めんどくさっ!
早く終わりたいけど、卒業式終わったら・・・冬馬もいなくなる・・・
いやだなぁ。
冬馬がいなくなるの・・・
はぁ、考えだしたらキリがないよぉ。
考えなければいいのか。
うん。
よし!今日からは、ポジティブにいこう!!
うん。そうしよう!
絶対に余計な事は、考えないんだ!
決めた!!
なんて、意気込んだのもつかの間・・・
私の考えは、ひどくなるばかりなんです。
あぁ~!無理だ!
私、おかしい!
絶対におかしい。