私には、好きな人がいるんだから・・・
けど、どうしたらいいの?
初めてのラブレターなんだもん。
迷っちゃうよ・・・
しかも、私の事を好きだったなんて・・・
知らなかったよ・・・
知らなかったから・・・
だから、なにも言えないの・・・
友達で、何とも思ってなかったよ。
私、冬馬の事ばかりで・・・
君の気持ち知らなかった・・・
ごめんね?明・・・
これからも、いい友達でいてくれないのかな・・・?
好きだけど、意味は違う。
友達として、好き。
ねぇ、こんな私のどこが好きですか・・・?
友達じゃ、いけませんか?
ごめんね・・・
明・・・
それから、あまり明とは話せなかった。
数日がたって・・・
また、あったんだ・・・
ラブレター
また・・・ある・・・
「アリサ?どぉした?」
「さらちゃん・・・また、手紙入ってる・・・」
「ラブレター?もしかして・・・」
「わかんないよぉ。まだ、見てないもん。」
「・・・」
さらちゃん?
わっ・・・笑ってる・・・?
「みみ、りいな。来て?」
「何?」
「どうかしたの?」
さーらーちゃーん!
何で、呼んじゃうかなぁ?!
何で、こっちを見るかなぁ?
「アリサちゃん、それなぁに?」
おーい!
みみちゃん、何でそこを聞く!?
今、聞いちゃだめだよ!
聞いちゃだめ度・・・100%だよ!
そんな事を聞いたら・・・
「アリサそれ、何?手紙?」
オーノ―!
りいなが・・・や・ば・い!
「「なぁに?」」
みみちゃんもなの?
やぁー!
三人が・・・恐いよー!
「で、何なの?」
「知らないです。」
「見てみなよ。」
「はい。」
『・・・好きです。』
は?
また・・・ラブレターですか?
今度は・・・
愛斗(あいと)からだぁ。
「愛斗からじゃん。」
「アリサちゃん、モテモテだねぇ。」
「アリサ、可愛いから。」
可愛くは、ない。
愛斗、ごめんね。
愛斗の気持ちには、こたえられないよ。
皆、私のどこがいいのかな?
わかんないなぁ。
こんな私のどこが・・・?
(可愛いっての!byみんな)
冬馬は、私の事どう思ってんだろ?
私の事なんか・・・
・・・いや!前向きに考えないとね!うん。