アズキside
俺は、佐久間小豆。
所謂不良ってやつ。
好きで不良になった訳じゃない。
原因はこの名前。
小豆って、この名前がスッゴい嫌で嫌で、それに対し反発するようにグレた。
俺を下の名前で呼んだ奴は、取り合えず片っ端から潰していった。
別に、不良でいる事は嫌いじゃない。
楽だし、ウザい奴らは睨めば黙る。
そんな俺だが、らしくもなく、一目惚れをした。
始業式の日、かったるいが初日だからと何かと理由をつけて学校に来さそうとしている担任がウザく、しょうがなく出席した、二年になって初のLHR。
クラスが変わって、知らない奴も沢山いた(って言っても、一年の時から真面目じゃなかったから、一年の時のクラスメイト何て殆ど知らないけど。)
俺の席は、一番窓側の後ろから三番目。
悪くもないが、よくもない。
担任の号令が掛かり、ようやくLHRが始まった。
担任が点呼を取っていく。
名前を呼ばれるのは嫌だが、こればかりはしょうがない。
「…、佐久間小豆。」
俺の名前が呼ばれると、後ろからクスッて笑う声がした。
イラッとして、後ろを向くと小柄な女が、後ろを向いて話ているのが聞こえた。
「慎李、小豆だって!可愛いね。」
「バッカ!聞こえるっつーの!」
お互い小さい声で言ってるんだろうが、俺にはまる聞こえで、イライラがまた募った。
眉間にシワを寄せたまま、前に向き直ろうとした。
そとき、ちょうどその女の顔が見えた。
一見、地味顔だが、よく見ると可愛いらしい子供っぽさの残る顔をしていた。
不覚にも、ドキッとときめいてしまった。
この俺が……不良の俺がだぞ!?
何でだ?
そういえば、名前何て言ってたっけ………………………………………………………………………………、あぁ、確か担任の野郎が田崎櫻って言ってたな。
田崎櫻…か。
訳の分からないこの胸の高まりが恋だと気づくのは、あと数時間後。
俺は、佐久間小豆。
所謂不良ってやつ。
好きで不良になった訳じゃない。
原因はこの名前。
小豆って、この名前がスッゴい嫌で嫌で、それに対し反発するようにグレた。
俺を下の名前で呼んだ奴は、取り合えず片っ端から潰していった。
別に、不良でいる事は嫌いじゃない。
楽だし、ウザい奴らは睨めば黙る。
そんな俺だが、らしくもなく、一目惚れをした。
始業式の日、かったるいが初日だからと何かと理由をつけて学校に来さそうとしている担任がウザく、しょうがなく出席した、二年になって初のLHR。
クラスが変わって、知らない奴も沢山いた(って言っても、一年の時から真面目じゃなかったから、一年の時のクラスメイト何て殆ど知らないけど。)
俺の席は、一番窓側の後ろから三番目。
悪くもないが、よくもない。
担任の号令が掛かり、ようやくLHRが始まった。
担任が点呼を取っていく。
名前を呼ばれるのは嫌だが、こればかりはしょうがない。
「…、佐久間小豆。」
俺の名前が呼ばれると、後ろからクスッて笑う声がした。
イラッとして、後ろを向くと小柄な女が、後ろを向いて話ているのが聞こえた。
「慎李、小豆だって!可愛いね。」
「バッカ!聞こえるっつーの!」
お互い小さい声で言ってるんだろうが、俺にはまる聞こえで、イライラがまた募った。
眉間にシワを寄せたまま、前に向き直ろうとした。
そとき、ちょうどその女の顔が見えた。
一見、地味顔だが、よく見ると可愛いらしい子供っぽさの残る顔をしていた。
不覚にも、ドキッとときめいてしまった。
この俺が……不良の俺がだぞ!?
何でだ?
そういえば、名前何て言ってたっけ………………………………………………………………………………、あぁ、確か担任の野郎が田崎櫻って言ってたな。
田崎櫻…か。
訳の分からないこの胸の高まりが恋だと気づくのは、あと数時間後。