「はぁ?意味分かんないんだ、け…」


「おはよん♪」

心の中がぐしゃぐしゃになって、汚い色になりかけてたとき、花音に抱きつかれた。


「…おはよ」

「もう、今日も元気ないやーん」

「いや、今日はめっちゃ元気やし」

「そ?良かった」


良かった。

花音がこのタイミングで乗って来てくれて。


自分でも分かってるの。

この性格の悪さを。