あ―…じゃあもう叶を呼ぶことも話しかけるのも全部美佐の役目になるんだ。




じゃあ叶とは接点無くなるし話しかけてももらえない？




「ん―何事だよこれ!!」



厄介なのが来た。悠馬は早くも私の髪に目線がいった。




「誰にやられた？」とか聞いてくる。




わかるじゃん。美佐だって




「お前がヤったのかよ」

「ちっちがうよぉ―あれは事故。ね？みんな」




みんなは逆らえなくて頷いた。




女子なんかは特に…。




しかも美佐みんなの前でヤるなんて他の子はどうでもよくなったんだ。




ここに居るクラスのみんな、叶と悠馬を除いては本性見て唖然としたまま。




「叶が話あるんだって美佐」

「え――!!何何？」




ほら叶、告白しなよ。