なんでもこうも私ばっかりに罪が降りかかるの?




叶のせい…。




頭についてるチョークの粉を払い…美佐を睨んだ。




「なんで睨むのよぉ」




クラス中は何事かと、もう私たちはみんなの注目の的になっていた。




「早く約束守ってよね芽瑠――?」

「……」




無理じゃない?




叶から美佐の話なんか聞いたことないし。




「ほら早くペンダント―」