あたしは
そんな声を聞いているのがいやで、自分の机を蹴り飛ばして屋上に向かった。


いままで我慢していたけど、あの環境のなかにいると過呼吸になってしまいそうだった。


昔から、過呼吸になりやすいあたしは何度かこんなことがあった。


そんなところをみんなには見られたくなくて、いつもはトイレにいっていた。


でも今日は、授業をする気分にはなれなくて屋上に向かったのだ。