あたしの机は
画鋲だらけ…。

もう、慣れた。

きっと今日のも女子の仕業だろう。


「あ〜ら真紀ちゃん
来てたの〜!相変わらず机きたないわねぇ〜!」

そう話しかけてきたのは、あたしに毎日いじめを仕掛けてくる張本人。

「別に。あたしが汚したわけじゃないから。誰だろうね、こんなガキみたいなことするの。」

あたしは平気な顏を見せながら、そう言って、
画鋲をかたずけた。

そしたら
その女は舌打ちをして
あたしを睨みながら教室を出ていった。