冷や汗が垂れる。

涙なんか、出ない。

だって、嘘でしょ?

ほんの、冗談でしょ?

携帯が手を滑り抜け、カシャンと音をたてて地面に落ちた。

「か…な、で?」

友達が心配そうに、尋ねてきた。