「……安心しろ……何もねーよ」


「で、でもっ!」


「お前、昨日のこと、何にも覚えてねーの?」


訝しげな顔でわたしを見る。


「うっ……」


覚えてないといえば覚えてない……


覚えてることはイヤなことだけ……