だが一向にあたしの手からブレザーの重みが消える気配がない。


疑問に思いながら痛い首を頑張って上に向けるとようやく受け取った依智。


痛い首を頑張って上に向けた意味はあったのだろうか…?


そう思うも口には出さず明後日の方向に向いた。




家に帰宅後。


ふと思い出した着信とメールの数。


面倒だけど自分に非があるので文句を言わず見ていった。


……………ん?


着信とメール、依智だけじゃない?


着信一件とメール一件は佑祢だった。


後は依智と裟菟が交互に。


………おまえらは謀ってやってたのかとツッコミたくなった。


や、実際は謀ってないだろうけどさ。


相変わらずあの二人は仲悪いから謀ってるなんてことは絶対ありえない。


にしても見事だ…。


なんか拍手を贈りたくなるくらいに。


なんて思いながら受信履歴を全部見終わり消去の作業に取り掛かった。




つ…疲れた………。


消去が意外にも時間がかかり予想以上に疲れた。


でも明日は学校。


明日が休みならよかったのに…と思いながらいつの間にか眠りについていたのだった。





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