「あ〜、もう入学式始まりそう!!急いで急いで!!」
生徒会の男の人に背中を叩かれたあたしは、少しよろけてしまった。
そんなあたしを見て笑った顔がやんちゃでかわいくて、胸が少しだけ、トクンと鳴った。
「まったく、今年の新入生はみんなそんなにどんくさいの?」
溜息まじりにわざと言うその人にへへ、と苦笑して、あたしはすぐ体育館に向かった。
体育館の前までは、校舎内のいたるところに案内の紙が貼られていたからなんとか分かった。
「一年三組こっち〜!!」
先輩らしき人の声が聞こえてきたとおもったら、最後の角を曲がったとたん、沢山の新入生と数人の上級生が居た。
上級生らしき人の腕には、みんなさっきの男の人と同じような腕章がキラキラと光っていた。
これから、入学式。
これからあたしと、この学校の思い出の三年間が始まるんだ…!!
そう思うと、自然と顔がほころんだ。
…その時、
「あっ!一之瀬先輩だぁ!!」
一人の新入生の女子が声を張り上げた。
生徒会の男の人に背中を叩かれたあたしは、少しよろけてしまった。
そんなあたしを見て笑った顔がやんちゃでかわいくて、胸が少しだけ、トクンと鳴った。
「まったく、今年の新入生はみんなそんなにどんくさいの?」
溜息まじりにわざと言うその人にへへ、と苦笑して、あたしはすぐ体育館に向かった。
体育館の前までは、校舎内のいたるところに案内の紙が貼られていたからなんとか分かった。
「一年三組こっち〜!!」
先輩らしき人の声が聞こえてきたとおもったら、最後の角を曲がったとたん、沢山の新入生と数人の上級生が居た。
上級生らしき人の腕には、みんなさっきの男の人と同じような腕章がキラキラと光っていた。
これから、入学式。
これからあたしと、この学校の思い出の三年間が始まるんだ…!!
そう思うと、自然と顔がほころんだ。
…その時、
「あっ!一之瀬先輩だぁ!!」
一人の新入生の女子が声を張り上げた。