「そっか〜!!新入生か!!」




見た目とは違ってハキハキと話すその女の子は、髪を触りながら言った。





「ウチは一之瀬 由梨(イチノセ ユリ)!!よろしく!!」




「一之瀬さん…?よ、よろしく」




一之瀬さんの押しの強さに少しとまどったはあたし、どもりながら差し出された手を握った。





ヘヘヘ、と笑うその顔は、良く見たらすごく整っていて、女の私でも少し赤くなってしまった。