「あっ、陽菜姉ちゃん!!」

「久しぶりだね!
優太君~っ」



リビングに入るなり、優太君を抱きしめてしまった私。



「ぎゃっ!?」

「やめろよ、バカ」



成弥に、あっさりと引き離されてしまう私。

…成弥、まだ怒ってるし。



「陽菜姉ちゃん…」

「あっ、優太君!
その…ごめんね」



真っ赤になった優太君を見て、自分の行動にも反省した。


きっと、私はアメリカンなんだ。

抱きしめるのは挨拶だよ!

スキンシップってやつ!



「あっ、陽菜ちゃん♪」

「大介さん!」

「よし、久しぶりに会ったからスキンシップを…い゙っ」

「成弥!!」



私に腕を伸ばした大介さんを、成弥は容赦なく蹴った。


ほんとに痛そう…


大介さんは顔を歪めながらも笑っていた。


せっかく…

私と同じアメリカンの仲間だと思ったのに…



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