例え、今の関係がどんなであろうと、好きだから。

それだけは、変わらないから。


まだまだ明るい、綺麗な青空を見上げる。

今にも溢れ出しそうな涙を堪えながら。


…だけど、やっぱり君は、私を泣かせる。


「…っ……ゅ、結嘉っ!!…」


振り向くと、そこには、息を切らした斗和。


「……っ…」

久々に、名前を呼ばれた。


とまらない、涙がとまらない。

「…ハァハァ……っ…ごめん…」


そう少し叫んだ斗和。


私は、とまらない涙を拭いながら、大きく首を横にふった。


そして、気が付くと、目の前には斗和の姿。