「うん、ありがとう」


「………」


笑ってみせたけど、舞耶の心配する顔の表情は、変わらなかった。



ダメだなぁ、私。こんなに舞耶に心配かけて。


本当に舞耶には、心配かけてばっかりだ。

しっかりしなきゃ。


こうなってしまった以上、もう仕方ない。

たとえ、今の結果がどうあれ、もう戻ることはできないのだから。

同じ時間は二度と。

…戻らないのだから。



昨日には、戻れない。


一昨日にも、数週間前にも、数ヶ月前にも、戻ることは絶対にできないんだ。